古いタイプのインプラント
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当院では以前に入れたインプラントの再治療のご相談を受けております。

インプラントの治療を始めて15年ほどが経過しますが、その当時から振り返ってみます。

私がインプラントの勉強をさせていただいたクリニックには既に20年前の治療を受けられた患者様や、他院にて治療を受けられた患者様がフォローアップのために多く通われていました。

多くの患者様は快適に使われていたわけですが、不意の事故や新たな抜歯により修理や再治療が必要になることがありました。その時に困ってしまいがちだったのが珍しいインプラントと古いインプラントでした。

中には販売中止になったインプラントや特殊な構造をしたインプラントなど、当時でも既に部品が供給されにくいものが多くありました。もちろんそのころはインターネットにも情報が少なく、日本で取り扱われていないメーカーに関しては、海外学会に出席した時に世界中のカタログを集めて洗いざらい探したりしていました。

どうしても見つからない場合には代用できる部品を探したり、製作したりと試行錯誤を繰り返していたおかげで、多種のインプラントに関する知識と患者様を通じて経験することができました。

近年ではインターネットの普及により新しいインプラントや日本未発売のインプラントの情報・部品を簡単に集めることができるようになりましたが、時が経ち、さらに難しいのが古いインプラントです。販売が終了しているインプラントでも在庫として残っている部品もあるため、まずは探してみてなければ互換パーツが揃えられるか調べながら再治療しております。

Straumann社に関しては特に古いシステムに関しても対応しています。