インプラント専門医になる
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日本口腔インプラント学会では適正な知識と技術を持って標準的な症例を確実に治療できる者に専門医の資格を認定しています。

この資格を取るためには症例発表などの試験を含めたいくつかの条件を揃える必要がありますが、私が所属する九州インプラント研究会では専門医を目指す受講生(研修医)の5年間に渡る研修と模擬試験を行います。症例発表にはルールもありますが、適切な症例を見分けられること、標準的な治療法に準じた手順が踏めているかがわかるプレゼンができなければなりません。今回も多くの受講生が丁寧に治療した症例を提示して3名の座長と周りの参加者と意見交換していました。難しい治療をこなせるから専門医ではなくて、礎の治療がきちんとできることが大切なのです。

何事も、基本を粗末にしない人間は大きな失敗をまねかないですよね。