インプラント周囲炎の予防方法
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インプラント周囲炎は、炎症が粘膜でとどまっている状態なら、治療によって症状が改善されますが、歯肉や歯槽骨が一度破壊されてしまうと、元の状態に戻すことはできません。そのため、予防をしっかり行なって、インプラント周囲炎を起こさないことが大切です。

インプラント周囲炎を予防する方法として、次の3つがあげられます。

 毎日の歯磨きの徹底
 リスク要因の軽減
 定期的なメンテナンス
歯磨きによるプラークコントロールのほかに、インプラント周囲炎のリスクを高める要因を少なくすることも、インプラント周囲炎の予防につながります。リスクファクターとされる歯周病・糖尿病・貧血などの症状がみられる場合は術前にしっかり処置し、喫煙などの生活習慣を見直しましょう。

また、インプラント周囲炎を予防するためには、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。インプラントのメンテナンスでは、次のような検査や処置が行われます。

 レントゲン検査
 唾液検査による細菌の繁殖状況のチェック
 歯肉の腫れや排膿の有無
 インプラント体のぐらつき
 口腔内の清掃状態の確認
 歯磨き指導
インプラント周囲炎からインプラントを守るために
天然歯に虫歯や歯周病の予防が必要なように、インプラントを長く使い続けるためには、インプラント周囲炎の予防は欠かすことができません。日頃からプラークコントロールやリスク対策の重要性を理解し、適切に行う必要があります。

また、インプラント周囲炎は、早期発見・早期治療によって重症化を防ぐことができるため、メンテナンスをしっかり行って、インプラントの健康を維持することが大切です。